令和6年度センター事業のご案内

高度看護実践に関する研修

1.看護分野の情報管理と情報教育について考える研修会

医療DXの推進が期待される中、看護職ならびに看護管理者には、医療・看護の情報化対応と将来を見据えたマネジメントが求められています。
現在本県には看護職や情報担当者らが知識をアップデートしたり交流したりできる場がありません。
そこで、本事業では、看護職を対象に医療・看護の情報化推進に寄与する学習コミュニティを構築し、施設における情報管理や情報教育を推進できる人材養成を目的に研修会を実施します。

2.看護技術スキルアップ Learning Strategies

岩手県内の医療機関、訪問看護ステーションなどに勤務する看護師を対象に、看護職者が日々実践している看護技術を振り返り、疑問点・困難点などを明らかにするとともに、それらを解決する方策を学ぶための研修会を開催します。プログラムを通して知識のリフレッシュ、技術のブラッシュアップを行い、看護技術の再構築を支援します。

【開催日時および研修内容】
1.2024年10月 3日(木) 〔対面〕  「心電図・不整脈の読み方」
2.2024年10月17日(木) 〔対面〕  「脳・神経系のフィジカルアセスメント」
3.2024年10月31日(木) 〔対面〕  「人工呼吸器管理のポイント」
4.2024年11月11日(月) 〔Web〕  「臨床に活かすリンパ浮腫へのケア」
5.2024年11月18日(月) 〔Web〕  「静脈血採血・血液検査の基本」
6.2024年12月 2日(月) 〔Web〕  「スキンケアとストーマケアのポイント」
7.2024年12月 9日(月) 〔Web〕  「胸部・腹部のフィジカルアセスメント」

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ポスターも併せてご覧ください。

※看護学部基礎看護学講座のHPに申込方法等の詳細を掲載しております。是非ご参加ください。
http://www-nurs.iwate-pu.ac.jp/kiso/index.html

【問い合わせ先】
ipu-kiso-kensyu@ml.iwate-pu.ac.jp

3.いわて保育園看護職研修会

保育園で働く看護職に対し専門職者としての知識と技術のスキルアップを目的とした研修会を実施します。
岩手県内の保育園看護職のネットワークの構築のため、研修会に事例検討会や交流会も含め実施します。

1.第1回研修会
「指導に生かせる乳幼児期の歯と口腔機能の知識」
日時:2024年6月9 日(日)
講義:指導に生かせる乳幼児期の歯と口腔機能の知識
講師 歯科医 一方井友望先生(神の前キッズデンタルパーク)
演習:ブラッシング指導の実際
講師 歯科衛生士 運萬結子先生(神の前キッズデンタルパーク)
実践報告:保育園看護職2名(滝沢市他)

2.第2回研修会
「発達が気になる子どもの保護者支援」
日時:2024 年10 月27 日(日)
講義:発達が気になるこどもの保護者支援~ペアレント・トレーニングから学ぶ~
講師 東北福祉大学 小児看護学分野教授 富澤弥生 氏
演習:保護者支援の実際
実践報告:保育園看護職2名

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ポスターも併せてご覧ください。

4.東北慢性疾患看護研究会

岩手県立大学大学院看護学研究科を修了し、現在、臨床や教育に従事している看護職者を対象に、岩手県及び他県の慢性疾患看護師のインフォーマルなネットワークを作り、岩手県及び他県の慢性疾患患者の状況や組織や地域での役割拡大 について、情報交換を行います。
慢性疾患看護CNSコース修了生と共に、県内看護師の慢性疾患看護の質向上に向けた研修として、看護研究に関する学習の継続、共同研究、事例検討を行います。

【開催日時・内容】

(1)プレセミナー看護質的統合法(KJ法)初心者研修、指導者研修STEP2
講師:山浦 晴男先生(情報工房)
5月11日(土)、5月12日(日)、フォローアップ5月25日(土)

(2)第1回東北慢性疾患看護研究会(ZOOM) 6月1日(土)13:30-16:40
「ベナーの現象学的人間論と看護の理解1」事例検討
事例提供 山本 美絵さん 助言者:岩手大学准教授 音喜多信博先生

(3)第2回東北慢性疾患看護研究会 6月9日(日)9:20-12:30
一般ナースを対象にした事例検討会「認知機能が低下した高齢糖尿病患者の支援―家族の協力により血糖値が改善した事例―」
担当:千葉美香さん(岩手県立軽米病院)

(4)第3回東北慢性疾患看護研究会 9月1日(日)9:20-12:30
他県の慢性疾患看護CNSの活動状況 講師 須森 未枝子さん 山梨県立中央病院外来

(5)第4回東北慢性疾患看護研究会(ZOOM) 10月5日(土)13:30-16:00
「ベナーの現象学的人間論と看護の理解2」事例検討
事例提供 未定  助言者:岩手大学准教授 音喜多信博先生

(6)第5回東北慢性疾患看護研究会(ZOOM) 開催予定10月~12月
「ベナーの現象学的人間論と看護の理解3」
事例提供 未定  助言者:岩手大学准教授 音喜多信博先生

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5.ELNEC-J(一関)研修会

日本緩和医療学会の教育事業の一環である ELNEC-J(The End-of-Life Nursing Education Consortium-Japan)を現地開催(一関)で行います。昨年のWeb研修会は、中小規模の病院や訪問看護ステーションからの参加者が多く、エンドオブライフを支える岩手の看護職に一定のニーズがあることがわかりました。今年度はweb研修会への参加環境が整っていない方も参加できるよう現地開催とします。岩手県内のがん看護に携わる看護職者の方はどなたでも参加いただけます。知識・技術の向上のためにぜひご活用ください。
2024年10月12日(土)、2024年11月9日(土)を予定しています。

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6.現地および遠隔会議システムを利用したがん看護研修事業

岩手県は日本第2位の面積を持つ広い県であり、医療の中心は盛岡地域圏です。学会や研修会も盛岡地域圏で開催されることが多く、県北、県南、沿岸地域の医療者は地理的・時間的問題からそれらへの参加の機会が少なくなっています。
本事業は、ルーラル地域の看護師を対象に、現地開催および遠隔会議システムを使用したがん看護研修を、遠隔会議システムによる研修開催の評価と、がん看護の質の向上を目的に開催します。研修会の参加を通して、県内の活用できるリソースと臨床現場の看護職と連携を強化するための基盤づくり、システム構築を目指します。
2024年5月~2025年1月まで、研修会を開催します。研修案内をHPでご確認ください。

事業6の3のサムネイル 事業6の4のサムネイル20241020 文献検索 チラシのサムネイル20241214 アピアランス チラシのサムネイル
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7.看護研究に関する委員会活動のサポート事業

臨床現場における看護研究は、多くは看護職としての看護実践能力の向上を図ることを目的とし、クリニカルラダーに「教育・研究能力」として組み込まれていることが多いです。
よりよい研究成果につなげるため、院内に看護研究に関する委員会を設置し活動を実施しているものの、委員会メンバーの看護研究支援のあり方や、組織体制に課題を生じている現状があります。
本事業は岩手県立中央病院看護部と連携し、院内の看護研究委員会で必要とされる支援を提供することで、看護研究委員会メンバーの看護研究の指導を担当するスキル向上を目指し、課題を整理しながら、必要なレクチャー、コンサルテーション等を実施します。

8.訪問看護師のための小児看護スキルアップ研修

小児の利用者受入れ未経験の訪問看護師および小児看護の経験のない訪問看護師に対し、小児看護の知識と技術のスキルアップを目的とした研修会を実施します。
実際に受入れを開始した訪問看護ステーションの管理者、看護師が小児看護の経験豊かな看護師と知識や情報を共有できる場を設け、
岩手県内での小児の訪問看護のネットワークの構築の足掛かりとなることを目指します。

<研修会>
日時:2024年10月20日(日)
講義:小児の成長発達/機能形態学的特徴【講師:相墨生恵】
実践報告:ブライトステージ訪問看護ステーション【報告者:吉田香織 只野和子 小川晶子】
演習:モデル人形(シム君、まあちゃん)を使った看護技術体験(バイタル測定、気管内吸引、鼻口腔吸引、沐浴、経鼻チューブ挿入、胃ろう注入、導尿、パウチ交換、蘇生)【講師:三井美波、小山智子、大力聡美ほか】
演習:機器に触れる(シリンジポンプ、カフティポンプ、人工呼吸器、カフアシスト、CPAP)【講師:北陵ほか】

<Zoom情報交換会>
2024年10月~月1回(25分程度)で実施

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地域課題に関する研修

9.子どもと家族のケア研修会

岩手県内の 小児看護に携わる新人看護師あるいは異動等で小児看護に携わって間もない看護師を対象とし、子どもの最善を目指し小児看護の質の維持 ・向上と自らが自己研鑽することを目的とした研修会を開催します。

日時:2024年11月5日(火)
場所:岩手県立大学看護学部棟 母子助産実習室

10.高齢者ケア スキルアップ研修

岩手県内の高齢者ケアに関わる専門職を対象に、高齢者が望む暮らしを支えるための研修会や情報交換会開催します。
高齢者ケアの課題やニーズを明確にし、高齢者ケアに関わる専門職が主体的に解決するための実践力の強化と効果的なチームカンファレンスについて学びましょう。

1.事例検討会
日時:2024年9月21日(土)10月19日(土)※日程変更となりました。
講師:未定
高齢者ケアの事例について、関わり方の工夫や「行動」「状態」の変化に焦点をあてて事例検討を行います。

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2.講演、情報交換会
日時:未定
講師:未定
認知症高齢者ケアに関する講演と、認知症ケアに実際に携わっている参加者から、ケアの意見交換や情報提供をしてもらい、効果的なケアについて検討する。

11.養護教諭スキルアップ研修

養護教諭のもつ専門性を高める実践的なスキルや考え方を獲得し、養護教諭の実践レベルの標準化をめざし、スキルアップ研修会を開催します。

1.第1回 研修会
テーマ「 医療的ケアにおける養護教諭の役割 」
日時:未定
内容:医療的ケアに 関して養護教諭が知っておくべき最新情報を学びながら、養護教諭の役割について学ぶ。学校における管理のあり方や吸引、導尿 、座薬挿入の手技について体験的に学ぶ。(講義と演習)
講師:未定(3人予定)

2.第2回 研修会
テーマ「 保健室でのフィジカルアセスメントのコツ 」
日時:未定
内容:学校救急看護における フィジカルアセスメントについて学ぶ
講師:岩手医科大学 救急・災害・総合医学講座 総合診療医学分野 助教 山田 哲也 氏
岩手県立療育センター 小児科医長 佐藤 陽太 氏

3.第3回研修会
テーマ「 ゲーム依存の子どもたちのSOS 」
日時:未定
内容:ゲーム依存の子どもたちの対応を考える
講師:社会医療法人智徳会未来の風せいわ病院 精神科医 鈴木りほ氏

12.岩手県立大学卒業生保健師研修会 ~さっこらmeeting~

主に岩手県立大学の卒業生保健師を対象とし、多職種を講師とする 研修会を年2 回実施するとともに、併せて 交流会を行います。
「保健師活動を多角的にみる」という視点を重視して行っていきます。

1.卒業生の保健師活動(6月~7月を予定)
講師:市町村、保健所それぞれで活躍する卒業生より保健師活動を発表してもらう
交流:学部2、3年生と参加者で交流会を開催

2.地域における依存症への対応と漢方を取り入れた健康的な生活(11~12月を予定)
講師:依存症専門看護系大学教員、漢方専門薬剤師
交流:学部2、4年生と参加者で交流会を開催

13.糖尿病看護スキルアップ研修

糖尿病患者教育・療養指導に関する実践力向上のための研修及び研究支援を、県内の看護師が参加しやすい盛岡市内と沿岸部の公共施設等で行います。
岩手県では数少ない日本糖尿病療養指導士の更新単位の取得ができる研修会です。

1.第15回 岩手県糖尿病看護研修会沿岸地区セミナー
日時:令和6年10月20日(日) 9:20~12:40
会場:大槌・釜石地域産業育成センター
テーマ:糖尿病腎症の食事療法の理解
1)講演「糖尿病腎症の食事療法」
講師:株式会社小田島アクティ  管理栄養士 山崎 久美子先生
2)演習「糖尿病腎症の献立作成演習」
講師:株式会社小田島アクティ  管理栄養士 山崎 久美子先生
盛岡大学栄養科学部 教授・管理栄養士 木村 京子先生
3)まとめ 作成した献立の発表と講評

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2.第18回東北糖尿病スタッフ教育セミナー
日時:令和6年 1月25日(土) 13:00~17:30
会場:未定
テーマ:血糖パターンマネジメントを活用した糖尿病患者への支援
講師:聖隷佐倉市民病院看護部 看護管理室
糖尿病看護認定看護師、特定行為研修修了者 高橋 弥生先生
1)講演1「(仮)血糖パターンマネジメントを活用した糖尿病患者への支援」
2)講演2「(仮)実際に血糖パターンマネジメントを活用した支援を考えてみよう」
3)看護研究個別相談会(希望者対象)

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14.いわて災害看護研修会

岩手県内外における災害への防災活動・支援活動において、看護職がその役割を発揮していく一助となることを目的とし、研修会を行います。

日時:11月30日(土)
場所:岩手県立大学共通講義棟
テーマ:災害看護の基本知識
講師:公立大学法人福島県立医科大学大学院医学研究科災害・被ばく医療科学共同専攻国際被ばく保健看護学講座
教授 佐藤 美佳先生

15.心不全療養支援ワークショップ

心不全患者や家族に対する医療・療養支援を病院・在宅・地域が連携して継続し、質の向上を図ることを目的とし、心不全医療や療養支援に携わる専門職が心不全に関する共通の知識を持ち、所属施設や職種の枠を超えて情報を共有し、地域の特性に応じた課題に取り組むためのワークショップを開催します。

日時:未定
場所:未定
1.研修会の開催
2.専門職講師による心不全に関する講演
3.心不全チームの活動紹介、情報交換・情報共有
4.事例検討

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